制作ルールの話

●パッケージクラフトの制作ルールとは?

ルール①:一つの作品に使う材料はパッケージ一つだけであること。

基本的に使う材料は空き箱ひとつだけです。
違う種類の箱を合わせて使ったり、別の厚紙を使って補強したりはしません。
例外としてロボットの間接部分・時計や風車の軸に
つまようじや竹串を使うことがあります。

ルール②:材料はできるだけ使い切る。特に文字部分はすべて使い切る。

空き箱を別のものに変身させるときに変身前と変身後に量の増減があるとおかしい、
という発想から生まれたルール。
単純に考えても、制作後にごみが少ないというのは気持ちいいです。

ルール③:部品をカットする際、文字部分を切断しない。

たとえば「チョコレート」というロゴをを一文字ずつ切って使うのはOKですが、
「チ」の文字自体を切ってしまうのは駄目です。
これは次のルール④につながる制約で、完成したときの見た目の美しさにかかわるルールです。

以上のルールをきちんと守ると作品の部品切断図がきれいなものになります。

きっとカエル部品取り図
「きっとカエル」部品切断図

きっとカエル
「きっとカエル」 使用パッケージ:ネスレ キットカット

ルール④:作品完成後にすべての文字・文章が読める状態になっていること。

具体的には”文字の上に別の部品を貼って隠さないこと”です。
これを守ると見た目がとてもきれいで、作品に文字をコラージュしてあるように見えます。

キシリッシュフィッシュ02型
「キシリッシュフィッシュ」 使用パッケージ:明治 キシリッシュ

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体のアップ


以上ルール説明でした。

これらは最初から決めていたわけではなく
作品を作っていくうちに自然発生してきたルールです。

ルールという縛りの中で制作していくと、
これまで思いもつかなかった方法や発想が生まれることがありました。
パッケージクラフトのスタイルはこれらのルールによって決まっていったといえます。

「空き箱で作りました」というと、人はたいてい「空き箱の工作・夏休みの工作」という先入観が働いて簡単に作れるものと思いがちです。
なので作品を発表するときにこれまでの空き箱工作と区別するために「パッケージクラフト」という言葉をつくり、制作のルールをまとめてみました。

これらのルールを無視した場合はパッケージクラフトと認めない、ということでなくて、
ルールをたくさん守っているほうが「パッケージクラフト度」が高い、くらいに考えてください。

最初のうちはたくさん箱を使って作るもよし。
慣れてきたら難しいルールにチャレンジしてみてください。

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テーマ : アート・デザイン - ジャンル : 学問・文化・芸術